けっぱれマキさん

 

闘「オリンピックは過ぎちまったけど、“柔道ネタ”といくか! …さえちゃん!」

さえ「えーーー; 私、柔道なんてできませんよ〜;」

闘「大丈夫。 軽く投げたところを絵にするだけだ。」

さえ「投げられるのなんて、イヤですっ!」

闘「じゃあ、投げてもいいぞ。 本気で来い!」

マキ「…それなら、私がお相手します。」

闘「おお、そうか。 じゃあ早速、柔道着に着替えてくれ。」

闘「…黒帯?」

マキ「ええ。」

闘「おいおい、いくら黒が好きでも、それは有段者が使う物であって…」

マキ「ええ。 黒が好きなんで、段を取りました。」

闘「…; 本物?」

マキ「そうです。」

さえ「マキさーん、投げてもいいそうですよー! 本気で来いってー!」

闘「ば、バカ言え! オレは学校の授業で習った程度だぞ!

  黒帯のヤツと本気でやれるか!」

マキ「大丈夫です。 軽く投げたところを絵にするだけですから。」

闘「…。」

さえ「では、はじめー!」

闘「…おい、下にTシャツとか着ないのか? 見えちゃうぞ?」

マキ「見てる余裕はないと思いますよ。」

闘「…ナメやがって〜! よし! こうなりゃ全力でぶつかってやる!」

マキ「どうぞ。」

闘「たぁりゃあーーーっ!」

ガシッ!

闘「ふん! フンッ! …あれ? びくともしない。」

マキ「…。」

ぶぉん!

闘「へ?」

さえ「キャーッ! マキさぁーーーん☆」

ズダーーーン!

マキ「一本…、ですね。」

闘「や、やられてしまったのか…。」

さえ「キャーッ! マキさんカッコイイーーー☆」

闘「(ジロッ!)」

さえ「…あ; しょ、所長、大丈夫ですか〜?」

マキ「軽く投げただけだから、大丈夫よ。 それより旦那様、体重軽すぎです。

   もっと食べて、栄養をとってください。」

闘「うるへー! キミの方こそ、やせた方がいいんじゃねーか!?

  重くてびくともしねーぜ!」

マキ「…。 …旦那様、もう一度手合わせ願えますか?」

闘「あっ、ウソです。  ゴメンちゃい。 ボクちゃんが非力だからでしゅ。」

さえ「カッコわるぅ〜。」